今日は「トラ」の命日

お彼岸の中日の今日は、「トラ」の命日です。

「トラ」は私が小学5年の時、兄と朝のマラソンの途中で拾ってきた猫で、11年間一緒に暮らしました。

(身体を鍛えるために父がやらせたマラソンでしたが、上手にサボる要領のよさだけが身に付きました)

 

今まで命日など意識することもなかったのですが、昨日から何故か「トラ」のことが思い出され、

トラのことをふと感じる一日でした。

トラが旅立って今年で27年、とてもそんな長い年月がたったとは思えません。

今でもその鳴き声、足音、毛並や肉球の感触、知らぬ間にそばにいる時の気配、日向の様な匂いを

想いだし、感じることができます。

トラは時々、私たち家族に食べさせようとネズミや、ヘビ、スズメなど食料を調達してくれました。

さすがに気持ちだけ有難く受け取るにとどめましたが・・・

そんなトラの野生や人に媚びない気高さ、猫といえど崇高さを感じるたたずまいに、私は敬意のようなものを

抱いていました。

トラと過ごした年月はかけがえのないものです。

言葉を持たないゆえに、人の心を深く感じ取ってくれていました。

家族の誰もがトラがいてくれるだけで慰められ、毎日が豊かなものになりました。

今でもトラは凛として私の心の中で生きていて、いつもそばにいる気がするのです。

時々あの頃のように「トラ!」と呼んでみたくなります。

きっと短い尻尾を左右にピョコピョコ振ってこたえてくれるはず・・・

 

 

2014年9月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : naomi-room

島バナナ

沖縄のおみやげに頂いた島バナナです。

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写真ではわかりませんが、一本の長さは12~13センチくらいでしょうか。

小ぶりでかわいいバナナ。

味はさわやかな甘みと酸味がギュッと詰まってとても美味しかったです。

 

お盆明けに頂いたときはまだ真っ青というか、全体が緑色。しばらく家でつるしておくと

そのうち黄色く食べごろになるとのことでした。

クール便で届いたのですが、表面に霜が付くくらい冷えていて、いくらなんでも冷え過ぎでは??

これを常温に戻して果たして熟れるの??と思いながらつるすこと10日あまり。

うーん。ちっとも変化しないではありませんか。いつまでたっても緑色のまま。

でも見た目はだんだん水分がとんで、ハリがなくなっている感じ。

 

やはり一度冷えすぎてダメになったのかな・・?

ところが2週間位たったある朝、わずかに黄色く色づき始めているではありませんか!

それからはみるみる色づき、わずか2日で写真の完熟の姿に。

 

ほんとは沖縄の降り注ぐ太陽の下、風に吹かれながら色づきたかったバナナとは思いますが、

クール便で冷やされながらはるばる名古屋に運ばれて、見知らぬお部屋の窓越しの太陽を頼りに

ちゃんと自分の色を出してくれました。

島バナナ、偉いなあ・・。

 

 

 

2014年9月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : naomi-room

五感を豊かに

お盆休みも終わりましたね。

名古屋もこの2~3日、虫の音が聞かれるようになりました。

季節は確実に移り変わっていっているようです。

 

お盆休みは、毎年岡山の実家に帰省します。

実家は築200年の旧い木造家屋。途中で一部リフォームしていますが、それも40年前のこと。

先人の知恵が生かされた昔の家は、自然と共にあり人に優しい空間です。

田舎のことなので昼間は家の戸も窓も開け放ち、風が家の中を通りぬけていきます。

野良猫もどうどうと通りぬけていきます。

家の中に生き物が普通にいます。

畳の上を素早く進むものが一瞬こちらを窺がっている、近づくとつぶらな瞳のヤモリです。

何か腕を這うものがいると思ったらムカデ、割箸でつまんで外に逃がします。無駄な殺生はしません。

夜寝ようと思ったら、ブンブン羽音が・・・昼間迷い込んだアシナガバチが天井近くで飛んでいます。

明日の朝窓を開ければ、また外に出ていくことでしょう。

 

外に出れば、裏山の崖を上る小さな青大将、庭先でちょろちょろ動くトカゲ。甕の水に飛び込むカエル。

 

どこかで ’’カサッ” と音が・・・。視界の中で何が動いた・・・。

「アッ 何かいる・・」このちょっとしたワクワク感。

 

この旧い家屋で過ごしていると、五感が刺激されどんどん豊かになっていくようです。

庭の白い山百合は視覚で涼を呼び、ひんやりとした宵の風が肌を撫で、蝉しぐれのリズムに身体が同調する・・。

子供の頃は踏みしめる畳の感触一つにも、季節の移り変わりを感じていたものでした。

お盆を過ぎると木の廊下から足を伝ってヒヤリと立ち上る秋の気配。

同じ家に暮らす家族みんなが、季節ごとに庭のくちなしの香りを、きんもくせいの香りを、庭の木に訪れる

フクロウの物悲しい鳴き声を、五感で感じとり共有していたのだと思います。

今思えば懐かしくも貴重な時でした。

 

ここ数十年の間に日本の家屋の多くは便利に進化を続けてきたと思いますが、自然と一線を引いた快適さを

求めてきたのでは・・という気がします。

家の中に生き物がいるなんてあり得ない・・・

外の灼熱とはまったく別の、エアコンの効いた快適空間を作る・・

人も本来自然の一部、一つの生物に過ぎないことを思うと、ヤモリと一つ屋根の下が許せないことのほうが

不自然なのでは・・? と私は感じますが、そんな考えは少数派なのでしょうか。

 

五感を使うということは、生物としての人が生きることそのものなのだと思います。

残念ながら現代社会の在り様は五感力の退化が加速する方向に向いていると感じます。

ネット社会によるコミュニケーションの変化、一見快適な居住空間、食文化の貧弱化。

便利さと引き換えに、人が生きる上で一番大切なものを、じわりじわりと失ってはいないでしょうか。

 

そんなことを改めて思うお盆休みでした。

ちなみに五感豊かに過ごした数日間のおかげでしょうか。

私は休み前よりも体調アップ、力が湧いてくるのを感じながら名古屋に帰ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

エゴグラムで自己理解

TEGⅡ(東大式エゴグラム)を ご提供内容に加えました。

少しご紹介したいと思います。

 

エゴグラムは、人間の行動に関する一つの理論体系である「交流分析」に基づいた質問紙法の簡単な心理テストです。

交流分析では私たちの心の状態を5つのパーソナリティに分け、この5つのパーソナリティ同志の関係やバランスが、

その人の思考や感情、行動パターンに大きく関わっているとしています。

 

簡単にいうと私たちの心の中には、次の5つのパーソナリティが住んでいる。

peo019  stfac004  peo014  peo020  peo024

厳格なお父さん 優しいお母さん 冷静なお兄さん 腕白坊主 ききわけの良い子

この5人のうち全体を仕切っているのは誰? それぞれの力関係は・・?

あなたの知らない心の中の5人。ちょっと覗いてみたいと思いませんか?

 

知っているようで意外と知らないのが自分のこと・・・。

エゴグラムは自己理解を深め、成長課題を見つけることに役立ちます。

 

自分のこともっと知りたい!

家族や友人ともっといい関係を築きたい!

職場でのコミュニケーション力アップを狙いたい!

こんな方にお勧めです。

 

結果に良し悪しはありません。

あなたの中の大切な5人のことを知り、より理想の自分に近づくために手を組めばいいのです。

また、自己傾向がわかったからといって、それを必ず成長課題に結び付けなければ、ということはありません。

それはあくまで自由。

それでも「自分を知ること」は新鮮な体験になるかと思います。

 

私も初めて体験した時は、自分のことを意外とわかっていないことに驚きました。

「思ったより窮屈な生き方をしているんだな~」ということに気づき、また長所にも気づき、自分に目を向ける

きっかけの一つとして十分役にたちました。

興味のある方は是非どうぞ!!

きっと、より良く生きるためののヒントが見つかることでしょう。

 

 

 

 

2014年8月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : naomi-room

幽霊・妖怪に会いに行く

子供の頃から、幽霊の話になると 思わず膝を乗り出してしまいます。

怖いもの見たさ、得体のしれない物への畏怖と好奇心。

名古屋市博物館の特別展 「福岡博物館所蔵 幽霊・妖怪画大全集」を見に行きました。

朝、急に思い立ったのですが、今日が最終日、間に合ってよかった。

 

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会場には肉筆幽霊画、骸骨画、歌舞伎の幽霊画、妖怪画、妖怪動物画などジャンル別?に160点もの作品群。

幽霊画の描き手は自分が描いた幽霊に、逆にとらわれることはなかったのでしょうか。

自分のうちなる深淵が生み出した幽霊に、逆に見据えられる恐ろしさ・・・

 

私たちの日常の隙間に、すぐ隣り合わせに、幽霊たちはひそんでいる・・。

人は人によって尊厳を奪われた時、心を踏みにじられた時、夢や希望を奪われた時、幽霊にならざるを

得ないのかもしれません。

閉ざされた心を溶かすのもまた人ではないでしょうか。

社会から哀しい幽霊を生み出してはいけないと思います。

 

おどろおどろしい幽霊ばかりでなく、ユーモラスな妖怪たちもたくさん。

キツネやタヌキが何かに化けていたり、長く使い込んだ道具には魂が宿るなど、古人の考えに共感を覚えます。

 

子供の頃「おばけを探検する」という本を持っていました。

鍋島藩の猫騒動やら、子育て幽霊の話やら、お岩さんの話やらを恐々と、けれど何度も読み返しました。

あの頃の気持ちが今でもそのままに、おばけ話はいくつになっても、心惹かれてやみません。

日本人の死生観とか、優しさとかとか、自然への畏怖とか、心の深いところとつながっているのでしょうね。

 

 

 

2014年7月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : naomi-room

絵本の紹介 「ぼく、お月さまと はなしたよ」

ここ数日、暑い日が続いていましたが、今日の名古屋はひんやりとしています。

庭のアジサイもバラも先程から降り始めた雨にぬれ、しっとりとした風情、植物には恵みの雨ですね。

さて今日は絵本の紹介です。

 

「ぼく、お月さまと はなしたよ」 フランク・アッシュ 絵と文

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登場するのはクマくんとお月さまのみ。

物語全体に漂う、夜の静寂と神秘。

その中でクマくんの純粋さ、温かさがほのぼのと伝わってくるお話です。

 

ある夜のこと、クマくんはお月さまを見上げて、考えた。

お月さまにたんじょうびの日のおくりものをあげたいな。

 

こんな書き出しで始まります。

クマくんは「お月さまにおくりものをあげたい」という気持ちを胸に、川をわたり・・・森をぬけ・・・山の頂上に

のぼります。お月さまの少しでも近くに・・・。

 

クマくんの素直な心の目でみる世界は、こんなにも優しく温かい。

一見失敗とも思える出来事も、クマくんはただ受け入れます。

否定的になるのでも、何か理由をつけるのでもなく、ただありのまま・・・。

クマくんのいつも変わらないほのぼのとした感じがとってもいいのです。

 

悩みや問題は、周りの世界にあるものではなく、案外自分が作り出しているものかも知れません。

自分らしくありのままに・・・どんな自分もゆるされている。

クマ君くんのような心でいつもいられるといいのだけれど・・・・。

時々手に取って味わいたい、素敵な絵本です。

 

 

 

 

 

2014年6月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : naomi-room

心のセルフケア(気軽に瞑想タイムを・・)

今日は、自分でできる心のケア「瞑想」について紹介したいと思います。

「瞑想」と聞くと一部の人のためのものと思われてしまうかもわかりませんが、いえいえ、以前に比べ一般の方々に

とっても、身近なものになってきているのでは・・と感じます。

というのも最近、瞑想についての書物、テレビ番組などをしばしば見かけるようになりました。

今のストレスフルな社会を生きる現代人にこそ、効果的なものとの認識が少しずつ広がっているのかもしれませんね。

 

だけど、「瞑想」って一体なに?? ちょっととっつきにくいわ・・・。そう感じる方も多いでしょう。

簡単に言うと、「何もしない、何も考えない時間」と私は考えています。

日常の、仕事やら勉強やら家族のことやら、自分の中に忙しく去来する思いや考え、雑念を手放して、ただ静かに

座る時間を持つのです。

日常のいろいろを手放して、ありのままの自分に戻る時間。

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自分のペースで行うことが一番だと思います。そうでないと忙しい毎日の中で長続きしませんから。

まずは場所の確保。家の中のソファ、ダイニングの椅子、フロアーに敷いた座布団、オフィスの自分のデスク、

落ち着いて座れる場所ならどこでもいいのです。

 

では「気軽に瞑想タイム!」具体的な方法です。

1.リラックスした姿勢で座ります。(背中を自然に伸ばし、手は膝の上に)

2.目を軽く閉じて自然な呼吸にまかせます。(身体をゆるめ周囲の空気と一体となるようなイメージで)

3.身体に注意を向け、身体感覚をそのまま感じ取っていく。(手が温かい、右肩が重い、皮膚がピリピリしている、など感じていることをそのまま感じ続ける)

4.雑念が湧いたら「今は考えなくていい」と手放す。身体の感覚に再び注意を向ける。雑念が湧くたびに身体に注意を向けなおす。その繰り返し。

5.終わる時はゆっくりと深い呼吸を数回繰り返し、目を開ける。ゆっくり動いて日常に戻る。

 

瞑想に使う時間は自分のペースで良いと思います。5分でも15分でも30分でも・・・。

一日に1回行うも良し、時間があれば2回3回と行うも良し、自分のペースで無理なく続ければOKです。

私もちょっとした時間を見つけて、負担なく続けています。

お昼の休憩タイムとか、寝る前とか、仕事に入る前にほんの3分間とか。

 

瞑想の効果については、計り知れないようです。

よく言われているのは、心と体のバランスを保つ、リラックス効果、病の予防、集中力のアップ、免疫力アップ、

五感の活性化などなど。

「気軽に瞑想タイム」で効果を実感してみませんか?

 

忙しく前のめりに生活している毎日は、知らず知らずに自分に無理を課しています。

そんなゆとりのない心と身体を、積極的に「ありのままの自分」に戻していく時間、「瞑想タイム」。

人生の質までもが変わって来るかもしれません。

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2014年5月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : naomi-room

枝垂れエゴの木

庭の枝垂れエゴの木が満開!

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可愛い花です。

 

昨年、稲沢の植木まつりで目にとまり、その優しげな立ち姿に惹かれて求めたものです。

落葉樹なので、秋には葉をすべて落として幹と枝だけになりました。

2月3月頃から庭の他の落葉樹が次々と芽吹く中、このエゴの木だけはその気配もなく、枯れてしまったのかなと

心配していました。

やっと葉が出てきた時は、ほんとに嬉しかったです。

やきもきさせられた分、花盛りの今は小さな庭を華やかに元気にみせてくれています。

 

他にもジャスミンの鼻をくすぐる香り、パープルのバラの気高さ、ふんわりと優雅な香り、黄色いバラの潔さ、

赤い饒舌なガーベラ、ピンクのカランコエ、縁あって我が家に根を下ろした花木や草花たちに癒されます。

地のエネルギー、太陽の恵み、大いなる自然に感謝。

 

 

2014年5月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : naomi-room

もし上手くいかないのなら、何か違ったことを・・・

4月から新しい仕事を始め、月に数回、通勤混雑時の電車に乗っています。

ドア付近まで人があふれ、うかうかすると、乗り損ねてしまうほどの混雑です。

乗ったら乗ったで、自分の意志で立っているというよりも、人の身体の圧力の中に身を任せるしかない状態。

岡山育ちで都会の通勤ラッシュの経験がない私は、とてもストレスに感じていました。

 

昨日の出勤時にふと頭に浮かんだ言葉・・・

「もし上手くいかないのなら、もう繰り返すな、何か違ったことをせよ。」

これはアメリカの天才的といわれた催眠療法家、ミルトン・エリクソンの流れをくむ心理療法、

ブリーフセラピー(短期療法)のアプローチの一つです。

 

私はホームに降りるいつも使っている階段ではなく、逆側にある階段を降りてみました。

そして初めて乗る先頭車両に・・。ここも前回までの場所と同じように人々が列をなしています。

電車が着きました。ここで前回までの場所とは違った光景が・・・。

電車の中、若干人が少ない感じ。そしてこの場所ではホームの駅員さんがアナウンスしてくださるのです。

「皆様、あと一歩ずつ中の方におつめください。」

その結果、列をなしていた人々は電車の中にスムーズに吸い込まれていきました。

先頭車両で一番端のためか、目的地まで新たに乗り込んで来る方はほとんどいません。

今までになく圧迫感のない快適な通勤となりました。

次回も先頭車両に乗ろうと心に誓うのでした!!

 

ブリーフセラピーの中心哲学となっている、以下の3つのアプローチには時々助けられます。

ご参考までに・・・

  1. もし上手く行っているのなら、それを直そうとするな。
  2. もし一度上手く行ったのなら、またそれをせよ。
  3. もし上手く行かないのなら、繰り返すな、何か違ったことをせよ。

ちなみに今日私は、耳鼻科で花粉症のための薬をもらってきました。

昨年もその薬出して頂き、私の症状に合う薬です。

「もし上手く行っているのなら、またそれをせよ。」ですね!!

 

 

 

 

 

2014年4月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : naomi-room

コミュニケーション上手へのひと工夫

花冷えという美しい季語がありますが、桜の咲くちょうど今頃、気温が安定しないものですね。

暖かくなったと思って油断していたら、急に冷え込んだり、一日の温度差にとまどったり。

毎年この時期に感じることです。

 

今日から4月。

多くの方が、学校や仕事上で、また地域で、新たに人との出会いを経験する時ではないでしょうか。

コミュニケーション技術を味方につけて、新しい出会い楽しみたいですね。

 

アメリカの心理学者 メラビアンは、人が発するメッセージを「表情」「音声」「言語」の3つに分けて、

それぞれが与える印象の強さの割合を、実験で導き出しました。

その結果は次のようなものです。

表情(視覚情報) 55%

音声(聴覚情報) 38%

言語 (言語情報) 7%

人が発しているメッセージは、言語(言葉そのもの)よりも、その時の表情や声の調子ほうが、より相手に

強い印象を与えているということなのです。

ただしこの実験は、限定された状況下(話し手が好意や反感について語っている時)で行われたものであり、

別の状況下では、これらの等式はあてはまらない、とメラビアンは言明しています。

なので、この結果を一般のコミュニケーションに単純にあてはめることはできません。

しかし、言語以上に表情や声の調子が人のコミュニケーションに大きな影響を与えていることを、

この結果は私たちに伝えていると思います。

 

初対面の人に「どうぞ、よろしくお願いします」と挨拶をする時、言語と共に発せられている非言語の部分、

例えば 視線、笑顔、姿勢、仕草、身振り、声の大きさや強さ、トーンや話す速さ、数え上げればきりがない

いろんなツールで、多くのメッセージを発しているのです。

目は口ほどに物を言う・・ということわざもありますね。

加えて、服装やヘアスタイル、身だしなみなどもメッセージ性の高い、重要なツール。

 

「第一印象が大切」とは 一般的によく言われることです。

それは、後々の関係にまで影響を及ぼすから、ということでしょう。

つまり、その人との関わりで後から得た情報は、すでに持っている印象に合う形で解釈され、取り入れられるためだと

考えられます。

 

縁あって出会った人と、望ましい関係を築いていくために・・・できれば好印象を持ってもらうために・・・

言葉はもちろん、表情、声の調子、しぐさなど少し意識してみませんか?

同じ「ありがとう」でも形式的に言葉を発しているものと、そこに笑顔や思いのこもった目の表情などが

加われば効果100倍!!

私たちの身体そのものが、コミュニケーションの源泉なのです。

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自分が発しているメッセージを意識すること、また相手が身体全体で発しているメッセージに繊細であること・・

コミュニケーション上手になるために、大切にしたいですね。

 

 

 

 

2014年4月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : naomi-room