前回のブログで、「個人の信念」について触れました。
幼い頃から周りの大人からの影響や、自分の経験の積み重ねにより身につけていく「信念」、
今日は「家族の信念」を取り上げてみたいと思います。
家族には、その家族メンバー特有の「家族の信念」というものがあるようです。
アメリカの著名な家族療法家、ペギー・パップ女史によれば「家族の信念とは、両親がそれぞれの出身家族から
引き継ぎ、核家族に伝達している態度、常識、期待、偏見、確信などの混合物である」と定義されます。
文字Tシャツを思い浮かべてください。Tシャツに大きくメッセージが描かれたあのシャツ。
例えば「常識人」とか「私は雨女です」とか「困った息子です」とか・・・
それぞれの家族はお揃いの文字Tシャツを家族のユニフォームとして着ているとイメージしてみてください。
そのお揃いのTシャツの文字はさまざまです。
「常にトップを目指せ」「人には親切に」「頼りになるのはお金である」「楽をしてはいけない」などなど。
もし「安定した人生こそ最高だ」というスローガンを持った家族であると、子供が会社に就職せず、画家を目指すと
言った場合、きっと問題になります。
一方で、「人生はチャレンジだ」というスローガンを持った家族であれば、捉え方はきっと違うでしょう。
さて、あなたの家族のユニフォームにはなんて書いてあるのでしょう・・?
そのスローガンはどんな時役に立っていますか?
どんな時負担に感じますか・・?