今日の朝日新聞の朝刊の一面に、演技を終えた浅田真央さんの会心の笑顔と、「真央 3回転跳びきった」
の文字が踊っています。
メダルはなくとも、このようにトップ記事でとりあげられたことを、とても嬉しく感じました。
浅田真央さんのフリーの演技には息をのみました。本当にすごかった。
ほとばしる力が細胞の一つ一つにまでみなぎり、すべてを受け入れ、空気を切り裂き、この一瞬を舞う姿。
人間わざとは思えません。
そして何より美しかった。
このような演技の前に、メダルだとか点数だとかあらゆるジャッジは色あせ、意味を持たないと思います。
ジャッジに支配されるものではなく、あらゆるジャッジを超越した魂の舞でした。
演技を終えてリンクの中央に立つ真央さん、それを見つめる佐藤コーチをカメラがとらえていましたね。
あの静かな強い眼差しにも胸をうたれました。
言葉よりも雄弁に、万感の思いが伝わってきました。
華奢な体に人々の思い、自身の思いや軌跡、この世の次元を超えた何か、本当にいく千万のものを背負い、
あの舞台で昇華させた浅田真央さん、凄いスケーターです。