テーブルセンターを手作りました。
以前作ったティッシュケースとお揃いです。
子供の頃から布で何かを作るのが大好きで、2歳の頃すでに大きな裁ちばさみを器用に使っていたそうです。
自分で作った布製首飾りを得意げに首から下げた、ほっぺの赤い2~3歳の私の写真がアルバムにあります。
三つ子の魂百まで・・・
今でもモノづくりは私の生活に欠かせません。
座布団カバー、カフェカーテン、バッグなどの生活雑貨、必要に迫られると段ボール箱の中からごそごそと
目当ての布を引っ張り出して作り始めます。
たまには自分の洋服も。子供の幼い頃は、ほとんどの洋服を楽しみながら作って着せたものです。
私にとって作ることは、自分の表現活動の一つなのだと思っています。
そう考えるようになったのは20代の頃の経験にさかのぼるのですが、その頃私の家族に数年間にわたって次々と
困難なことが起こっていました。
祖父母の死、父の仕事中の怪我、兄のバイク事故、ペットの死、母の心の不調、それに続く家族の気持ちの
擦れ違いや葛藤。
あまりに問題が多い毎日の中、ある日私はまっしぐらに創作活動にはまっていったのです。
きっかけは一枚の布から。「この布は素敵なバッグになりそう・・」
気の向くまま作ってみると、思った通り、素敵なバッグの出来上がり。それからは作る、作る・・・
自分のインスピレーションを頼りに次々とオリジナルの作品を作っていったのです。
そしてデパートの手作りフェアに参加したり、カフェで作品展を開いたり。
そういえば、作品がテレビ局の方の目に留まり、テレビにも何度か出して頂きました。人生何が起こるやら・・・。
会社員でありながら、家業の手伝い、家事も一手に引き受けるあわただしい中で、余計なことはしなくても
よさそうなものですが、憑かれたように毎晩深夜まで布と戯れていました。
あの頃の私は、作品を作ることで自分を表現し、心を保っていたのでしょうね。
自分の好きなことが自分の窮地を助けてくれる・・。
人はちゃんと自分の中に自分を助ける資源を秘めているものだと思います。
誰にも自分を表現したい欲求があります。
日記を書く、ブログを書く、ピアノを弾く、歌を歌う、絵を描く、日曜大工、スポーツ、お料理、
表現の形はあまたにあります。
好きなことをする時間は心にとってとても大切な時間。
そうそう。忘れてはいけないもっともシンプルな自己表現、それは話をすること。
手軽で何の道具もいりません。上手に聞いてくれる人さえいればいい。
私は家族の話に対してカラ返事が多いらしく、「ほ~ら。ぜんぜん聞いてなかったね」としばしば言われます。
家族の何気ない話をお互いにちゃんと聴く。実はとても大事なことなんですよね。
反省! 反省! 反省・・・!!!