ヒラギの葉っぱの中に何かがかくれんぼしています。
さて 私は誰でしょう・・
そうです。よくみるとモンキチョウが葉っぱの中でじっとしています。
次の日もこうしていましたが、近づいて見ているうちにヒラヒラと飛び立っていきました。
蝶を見ると幸せな気持ちになります。
蝶はキリスト教やギリシャ神話など、世界的にみても特別な存在とされているようです。
復活の象徴、再生、死者のお使い、魂の象徴などと捉えられているようですね。
蝶が私の中で特別なものとなったのは、数年前大好きだった叔母が亡くなった時です。
叔母が亡くなった日に、家の庭先に出ていた私のところに一匹の蝶がヒラヒラと飛んできて、つかず離れず
しばらく飛び続けたのです。
お別れを伝えに来てくれた・・と思いました。
それ以来 蝶を見るたび「ああ、叔母だ」と嬉しく思うようになりました。
叔母からのメッセージを感じるのです。
「大丈夫よ!」
蝶をみてメッセージを感じるなんて非科学的ですが、自分の周りに起こることを、自分の物語の中に
上手に取り入れていくかということは、人が強く生きていく上でとても大切ではないでしょうか。
亡くなった人とつながっている感覚を持っていれば、亡くなった大切な人からのメッセージを何かを通して
しばしば受け取ることができる気がします。
それは蝶かも知れないし、ある数字かも知れない、ある花かも知れない、何かの音色かもしれない。
それらは勇気とか強さとか許しとかさまざまに与えてくれ、背中を押してくれます。
ちなみに買い物しているときに亡くなった母から受け取るメッセージがあります。
「う~ん、この洋服、気に入ったけどどうしよう・・・少し高いし・・・」
そんな時、決まって耳元で母はささやきます。
「買ってあげる!」
ということで私は背中を押され、気が付くと財布を取り出しているのです。