絵本の紹介 「おばけパーティ」

☆ メリー クリスマス ☆

 

001久しぶりに図書館で絵本のコーナーをみていたら、

懐かしい絵本、見つけました。

 

ジャック・デュケノワ さく

おおさわ あきら やく

 

 

「ふるい おしろの 大ひろま」 で行われる おばけたちの晩さん会。

著者のデュケノワさんはフランス人。

フランスの古いお城の闇の中、目を凝らして 想像して 感じてみると・・・

ほーら、そこには今日も楽しいおばけたちの日常が・・。

 

少ない色ながら美しい色使い、一本のペンからひょっこり生れ出たような、シンプルにしてかわいいおばけたち。

 

私たちの周りにも 目に見えないおばけたちがいて、時々助けてくれたり、いたずらをしてるとしたら・・

あれっ、お皿のチョコレートがもう一個あると思ってたのに無くなってる!

一人で食べているつもりのお昼ご飯、隣の椅子におばけがちゃっかり座っていて、時々私のお皿に

手を伸ばしていたり・・・

はたまた、トイレの電気を消し忘れた時、おばけが舌打ちしながらもそっと消してくれたり。

 

そう、最近加速度的に多くなった私の「あれっ!」という日常の不思議な出来事や物忘れ、きっと年のせいでは

ないのです。

我が家にも かわいいおばけが住み着いているに違いありません!

今も私の後ろから、このブログを覗き込んでいるのかな・・?

 

このデュケノワさんの「おばけシリーズ」の絵本、他にもまだまだあります。

「おばけの地下室たんけん」 「おばけ 魔法にかかる」 「おばけ びょうきになる」などなど。

文のリズム感もいいせいか、子供が2歳くらいの時 たちまち暗誦し、びっくりたものです。

おばけたちの世界にぴょんと入り、自分もおばけになっていたのでしょうね。

読み聞かせにもお勧めの絵本です。

 

 

 

2014年12月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : naomi-room

今朝の雪

002今朝の近くの公園の景色です。

名古屋、23センチの積雪・・。

 

朝から家族の通学は・・通勤は・・とあたふたと騒ぎました。

そうして送り出して一息ついた時、昔、旅先で出会った人の

ことを、ふと思い出しました。

 

25年も前の夏、佐渡島に一人で旅していた時のこと、小さな宿の80歳くらいのご主人がおっしゃったのです。

「佐渡は冬が一番いいねえ。」

 

淡々とつぶやくご主人のたたずまいには、生まれ育った佐渡の自然への畏敬、愛、そこに生きる誇りがありました。

北国の孤島である佐渡がその本領を現す冬。

温暖な土地で育った私は、その厳しさ、美しさに思いを馳せると同時に、「冬がいい」とごく自然に

口にする一人の老人に、深い感動を覚えたのです。

 

自然の厳しさにあらがうのでなく、自らもその一部であるかのように生きている人々・・。

その姿もまた崇高です。

2014年12月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : naomi-room

ブルームーン

001冬の庭に咲く、一輪のバラ。

 

ここ数日は、雨に濡れ、木枯らしに吹かれ、雪をまとい、季節を全身で

受けとめ、凛として咲いています。

 

ブルームーンという名前が付いています。

このバラの名前の由来になっているかどうかはわかりませんが、

「ブルームーン」と呼ばれる満月があることを先日知りました。

 

通常満月は、ひと月に一回、季節に3回しかありません。ところが、季節に4回満月を迎えることがあります。

満月の間隔(約29.5日)よりも、一か月の日数(約30.4日)が、わずかに長いので、季節の最初の数日以内に

満月だった場合、季節の終わりまでに4回満月となる ということです。

4回満月の場合の、3回目の満月が「ブルームーン」。

 

ちなみに次回は、2016年5月21日にブルームーンと出会えます。

2~3年に一度の特別な満月。

何かお願いごとでもしてみましょうか・・・。

 

そんなロマンを感じる名前を持つこのバラ。

冬の季節に一人咲く、孤高な姿に惹かれます。

 

5月には、本当に本当に、華やかで気高い、庭の女王様なのです。

2014年12月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : naomi-room

パーソナルスペース

東山動物園のツシマヤマネコです。

「ツシマヤマネコに会いたい!」と、かつて対馬にまで足を延ばしたヤマネコ好きの私、ネコ舎は外せません。

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野生動物の多くは、自分の縄張りをつくって安全を確保しますが、人にも心理的な「縄張り空間」が

あるとされています。

「パーソナルスペース」と呼ばれます。

 

人もまた、最小限自分にとって必要な空間を保とうとする本能があるため、知らない人に近寄られすぎると

抵抗を感じるのです。

パーソナルスペースは一般的に、身体の正面に対して広く、横や後ろには狭くなる楕円形をしています。

満員電車などで正面で他人と接近しているよりも、背中合わせや横並びのほうが、まだ落ち着く感じがしませんか。

また混雑したエレベーターの中で、ほとんどの人がなんとなく上を向いている光景もよく目にしますよね。

これも、自分のパーソナルスペースに踏み込まれて居心地の悪さを感じているから、とも言われます。

 

このパーソナルスペースの範囲は人それぞれ・・。相手によっても変わってきます。

家族、親しい人、知人、全くの他人。

向き合って座るという同じシチュエーションであっても、相手により、この人とはこれくらいの距離が

一番落ち着くな・・というものがあると思います。

普段私たちはいろいろな場面で、無意識のうちにお互いのパーソナルスペースを計りあって接しているのかも

知れません。

「少し遠いですね・・もう少し椅子を近づけて話しましょうか・・」なんて言いながら。

 

何か目的を持って人と接する時、距離と位置関係には十分配慮が必要です。

 

相手を説得したい時には、正面よりも、横か90°の位置に座ったほうが効果的。

協力や同盟を結びやすい位置関係です。クリスマスプレゼントのおねだりにはぜひ意識してみて!

相手に警戒されにくく、有利です。

 

相手の申し出をはっきり断わりたい時は、正面に座った方が有利。

直面、衝突、上下関係を生みやすい位置関係です。

毅然とした態度で堂々と!

 

相手の方のパーソナルスペースに配慮することは、その方を尊重する態度でもあり、居心地良くあって欲しい

という気遣いにも通じます。

 

パーソナルスペースは、もちろんカウンセリングでも大切に考えられています。

クライエントさんとカウンセラーの位置関係、距離がカウンセリングを大きく左右することもあるのです。

 

 

 

2014年12月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : naomi-room