本当に出会った二人は別れることはない

「本当に出会った二人は別れることはない」

かつて学んだカウンセラーの専門学校の修了式、一人の先生が卒業生に贈られた言葉です。

 

昨日、娘は塾の先生との一つの別れを経験しました。

最後の授業を受けて家に帰ってきて、ぽつりと一言。

「いいヤツやったな・・」(彼女の言葉をそのまま引用)

 

先生と共に過ごす最後の時間ということもあり、いろいろと語り合ったようです。

自分の将来のことをしっかり考えること、目標を高く持つこと、先生からのエールは彼女の心に

しっかりと響いたのでしょう。

彼女の心の中に新しいものが芽生えようとしているのを感じました。

日常では会わなくなってしまうけれど、先生との交流で得たものは、引き続き彼女の一部として

育っていくことでしょう。

 

私はカウンセラーとしても人と出会うわけですが、それぞれのクライエントさんとの共有した時間は、

確実に私の一部を形成していっていると感じています。

その私がまた次のクライエントさんと出会い、そこで何かが起きる・・・。

 

人と人の出会いは神聖で、その魂のつながりは、会わなくなってもなお、その後のお互いの人生に力を

与えるものだと思います。

 

「本当に出会った二人は別れることはない」

なんて深い意味を秘めているのでしょう。

 

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リビングの黄色いバラ

庭に咲いた黄色いバラ。

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リビングで燦々と輝きを放っています。

お部屋の空気感まで明るく変えてくれるよう・・。

お花には本当にいつもエネルギーをもらっています。

 

古代より黄色は「光」に通じる色。

太陽の光は命の基本であり、農耕民族にとって穀物の実りの色や、大地の色にも結び付く。

腐食しない黄金には不死や永遠を願うようになったとか・・・。

 

人は古代から脈々と生きてきた営みの中で、自然の中の色に意味を見出し、そのイメージを生活に

取り入れるようになったのだと思います。

それはDNAレベルで受け継がれ、人々がそれぞれの色に対して共通に持つ感じというものがあるようです。

 

現在世界的にみて黄色が持っているポジティブなイメージは

光、躍動、エネルギー、自由、元気、にぎやか、希望、喜び、豊かなコミュニケーション、などなど。

 

自分を助けてくれる色をその時々に応じて、身の回りに取り入れられたらいいですね。

山崎惠子著 色彩心理のすべてがわかる本

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色彩心理に興味がある方、とってもおすすめの本です。

 

そういえば、私のオーラは黄色と言われたことがあります。

昔から黄色は好きな色で、似合う色とも思っているのですが、やはり関係があるのかな・・・?

 

ゲニウス・ロキ

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先日 旅先でお参りした、諏訪大社秋宮です。

はじめて、ご朱印を頂く体験もしました。

 

神社など聖域とされている土地に足を踏み入れるとき、「特別の気に包まれている感じ」を受けることが・・。

樹木が街中では見られない伸びやかさをもっていきいきと育ち、こんもりと森をつくっている。

カラスや小鳥が警戒心なく、そばに寄ってくる。

 

「ゲニウス・ロキ」とは最近知った言葉です。

ローマ神話に由来し、「土地自体が精神とか魂を持っている」という考え方だとか。

ゲニウスはラテン語で精神とか魂、精霊を意味し、ロキは場所。

 

日本でも、土地の持つ精神性を意識する伝統は古来からあるようです。

建築家の方の中にも「ゲニウス・ロキ」の考えのもと、「土地の精霊」とか「地霊」を意識して

建物を建てる方もいらっしゃると聞きます。

自然とか歴史とか、大いなるものに敬意を表し、人はその懐に抱かれて存在するというような謙虚さを感じて

素敵だなあと思います。

 

土地が持つ精神性に思いを馳せてそこに立ち、その力を享受できるとしたら・・・

ロマンを感じます。

 

2015年5月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : naomi-room