永平寺で座禅

永平寺参禅の日帰りバスツアーに参加しました。

娘が通う学校の保護者向け行事です。

 

雨の永平寺。

山門から鐘楼を見た風景です。

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たちこめる幽玄な気。

杉木立には精霊が宿っているよう。

770年もの間、人々が祈り、雲水さんが厳しい修行を行ってきた歴史の重みを感じます。

やはり特別な場所だなと思います。

 

そして座禅。

姿勢を正し、息を整えて座ります。

お坊さんが時折背後と前を通ってゆかれる気配がします。

緩みがちな姿勢をあわてて正す私。

時々バシッと警策の音が響きます。

15分ほど座ったでしょうか、あっというまに終わりの鐘が鳴りました。

 

近年、座禅や瞑想の効用が科学的に証明されるようになり、(法話の中でも、科学的裏付けについて簡単にふれて

おられましたが…) 世界的に仏教的なあり方への関心が高まっているようです。

 

それはともかく、昔から人々は座禅や瞑想を続けることによって、何か心が静かになるとか、気力が充実するとか、

集中力が高まるなど、体感的な実感を得ながら、修業の一つとして続けてきたのではないかと思います。

 

日本に伝わるシンプルな心身の健康法、座禅や瞑想。

座禅も瞑想もそれはたくさんの種類がありますが、どこかでその中の一つに出会ったら、まずは初めの一歩。

ぜひぜひやってみてはどうでしょう。

 

私はここ5年ほど瞑想を続けています。

効果が自分で目に見えるわけではありませんが、以前よりもどっしりと自分の中心が安定している感じがあります。

(オバチャン化が加速しているだけかもしれませんが、それはそれで・・・笑)

直観の冴えも実感します。

風邪をひくこともなく、花粉症は楽になり・・

その可能性に期待、自分らしく歩む後押しをしてくれるのは間違いなさそうです。

 

1466987625108   永平寺の精進料理

蓮の花

梅雨らしく一日雨が降っています。

蓮の花がみたいと思い、名城公園に行ってみました。

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小雨の中、訪れる人もほとんどない公園の堀。

堀の向こうには名古屋城の天守閣がそびえるなかなかのロケーションです。

年配の男性が一人、熱心に蓮の花を撮影していらっしゃいました。

 

白い蓮の花もいいですね。

水中からすっくと立ちあがる純白の姿には、孤高の美しさがあります。

 

以前琵琶湖で、ピンクの大輪の蓮の花の群生に出会いました。

あまり蓮の花を見たことがなかった私には、この世から切り取られたような幻想的風景でした。

 

何年も前に、不思議な夢を見たことがあります。

蓮の花が咲く水辺で、忌野清志郎さんのライブが行われていました。

夢の中で、私は叔母と母と3人で車に乗っていました。

何故そのような夢をみたのかわかりませんが、その時夢に出てきた忌野清志郎さん、叔母も母もすでに故人と

なってしまいました。

 

蓮は仏教と深いかかわりのある植物です。

泥の中から、美しい花を咲かせる蓮は仏教が理想とするありかたとされ、極楽浄土に最もふさわしい花だとか・・。

叔母も母も、清志郎さんと同じいいところにいるのかも知れない。

そうだとしたら嬉しいなあ。

 

紫陽花の色

雨上がりの庭、アジサイがきれいです。

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アジサイは土壌によって色が変わるそうですね。

昨日TVをみていたら、お天気コーナーでちょうど解説していました。

酸性の土壌は青色系に、アルカリ性の土壌は赤色系に。

ということは、我が家の庭はアルカリ性の土壌ということなのでしょうか・・。

 

中学生のころ読んだ推理小説、題名もストーリーも思い出せないのですが、結末だけ強く印象に残っています。

(森村誠一の「花の骸」だったような気もするのですが、まったく自信がありません)

確かアジサイの根元に犯人が死体を埋めるのですね。

アジサイの花の色が変わったことから、埋められていた死体が発見される。

 

あざやかな紫陽花の花と、腐乱する死体。

地中から死者の情念がたちのぼり、鮮やかな花を咲かせ、自分の居場所を知らしめる。

恐ろしや、恐ろしや・・・

 

気功家のの望月勇さんによると、アジサイは植物の中でも、とても強い「気」を出していて、強すぎて人間が

負けてしまうくらいのこともあるのだとか。(学研文庫 気の発見より)

わかるような気がします。

 

美しいだけではない。

こちらに迫ってくる強さ、したたかさ、飲み込まれるような感じ・・。

存在感のある花です。

 

我が家のアジサイの根元、掘り返してみる勇気はありません。

 

2016年6月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : naomi-room