名古屋の気温、34度を超えました。
どうせ家にいても暑い。
今よりちょっとだけ体力、冒険心があったころは、汗だくの炎天下でも平気で一人旅などしたものです。
人もいないバス停で、リュックに腰かけ、のんびりとバスを待ったあの時。
そして地図を片手にひたすら、てくてく歩く。
周りに広がる一期一会の景色。
旅に出ると、心に自由な風が吹いているのを感じていました。
そのころの感覚を思い出した本。
離島とか、辺境が好きなので、題名に心を惹かれました。
パック旅行には絶対ないその土地の真実、かなりハードでリアルな旅の記録です。
瀬戸内海の無人島、メキシコ、モンゴル、アメリカ大陸横断。
ノモンハンでは真夜中の恐怖体験のくだり、やはり負の歴史を背負った土地ならではの出来事なのでしょう。
ただ事実として語られているだけなのですが、読んでいてずっしりと重みを感じます。
メキシコの旅もびっくりするような現実の連続です。
ある程度、先が予測できる旅とはまったく違う旅。
旅では多かれ少なかれ、いろいろなことが起こる、出会いがある。
計画のないシンプルな旅に出てみたくなりました。