ガジュマルの木

玄関に小さなグリーンが欲しいと思って、お店でみていたらガジュマルが目にとまりました。

買い求めて3週間ほどでしょうか。

家を空けたりして、ちょっと油断していたら、ハダニが湧いてしまいました。

 

つやつやと魅力的だった葉が、カサカサと生気なくまだらになっている。

アレっと思って触ると、ぱらぱらと半分くらいの葉を落としてしまいました。

よく見ると小さな虫がたくさん這いまわっていて、蜘蛛の巣のようなものも絡みついていました。

 

全体を水で洗い流して、日光にあててハダニを駆除、残った葉を一枚一枚丁寧に拭いて一件落着。

生命力旺盛な木なので、復活してくれると思います。

 

ガジュマル。

南国の太陽の下、ぎらぎらと葉は輝き、思いのまま気根を垂れさがらせ、独自の姿に成っていく、照葉樹の魅力いっぱいの木です。

 

沖縄では「キジムナー」という子供の姿の精霊が、ガジュマルの古木に宿ると言われています。

そういえば以前、こんな夢をみました。

夢の中で、伯母が言うのです。

「最近ね、木の葉っぱの陰から、こっちを見ている子供の顔がいくつもみえるの」

これってキジムナーだったのかもしれませんね。

 

ガジュマルは健康の木、多幸の木、神聖な木などともいわれているようです。

ファンタジックで夢のある木。

 

うちのガジュマルはこれからどんな姿になっていくのか・・・

我が家に流れる「気」を、その成長する姿でみせてくれるでしょうか。

キジムナーも宿るといいな。

とても楽しみです!

 

庭にお客様

お昼に帰宅して門扉を開けると・・・

ひょこひょこと歩いているものが・・・

キジバトの雛です!

 

ひと月前くらいでしょうか。

樫の木にキジバトが巣をつくっている様子だったのですが、庭の水やりをしていた家族が、ある時うっかりして勢いよく放水。

バタバタバタと、あわてて親バトが逃げてしまいました。

巣に卵があったのではないか・・・気になっていました。

キジバトは警戒心が強く、簡単に卵や巣をあきらめてしまうからです。

 

 

よかった~

ちゃんと産まれて巣立ったのです。

それにしてもなんてかわいい。

そっとしておかねばと思う一方、ついつい庭に様子を見に行きました。

ひょこひょこ歩いているかと思えば、日陰をみつけて休んでいたり。

 

夕方には姿が見えなくなっていました。

ちゃんと飛び立ってくれたことを祈ります。

 

鳩にまつわる思い出。

子供の時、伝書バトが家に迷い込んできたことがありました。

ケガをしているようです。

多分飛んでいるときに、鷲か鷹かに攻撃されたのでしょう。

家の軒先の梁をしばらくの宿と定めたようで、傷が癒えるまで、2~3週間滞在しました。

最初ベトベトだった糞が、だんだん健康なものとなり、元気になっていくのがわかりました。

そしてある日、元気に大空へ飛び立っていきました。

任務の再開ですね。

 

傷を負っても、ちゃんと自分で養生し、再生するたくましさ。

子供心にも、鳩に備わった叡智に感心しました。

 

住宅地の中にある我が家にも、山鳩、カミキリ、テントウムシ、蝉、トカゲ、日々たくさんのお客様。

どんな場所でも、目をひらけばセンス・オブ・ワンダーです。