自宅にカウンセリングルームを作って、この秋で5年を迎えました。
この家に引っ越して5年半です。
思えばいくつもの偶然が重なって(ほんとに・・・)この家に出会い、自分のルームを持つことになりました。
最初この家を見たとき、私はいまひとつピンとこなかったのですが、家族は場所が良いと、かなり気に入っている様子。
そのうち私も「ま、リフォームするならここも良いか‥」と言う気になり、1週間ほどで家族の意見がまとまり、決めました。
売却物件として公開直前にたまたま、我が家が情報を得ることができたのですが、不動産屋さんはうちが迷っている間、一般公開を待ってくれました。
前オーナーさんからは、「建て替えしないで、ぜひこのまま生かして住んでほしい」と言われました。
こだわって建てられた思い入れのある家だったようです。
30年以上前の施工時の写真、設計図やリフォーム記録、なんと家の風水図まで渡してくださいました。
風水図には驚きましたね~。
オーナーのお母様がとてもそういうことにこだわられる方だったようです。
これはなかなかいい家かも・・・
この家への愛着もだんだんとわいてきたのでした。
リフォームは一度ご縁のあった、設計士さんにお願いすることに。(この方には、何かピンとくるものを感じ、数年間名刺を大事に持っていた)
一回目の打ち合わせの時、「まずはどんな家にリフォームしたいか、どんどん希望を言ってみて」と言われたので
「カウンセリングルーム、作れませんかね」と軽い気持ちで言ってみました。
「ではこの一角を使ったらどうですか?今ある窓を利用して二重窓にできる、玄関からすぐ行ける」と設計士さん。
その瞬間、カウンセリングルームありきのプランとなったのです。
ありがたいことに家族も普通に受け入れてくれ・・(後で友人たちに理解ある家族だね~と言われました)
後に思い出した、数年前の夢があります。
夢の中で私は、海辺の砂浜にオレンジ色の屋根に白い壁のスペイン風の家を見つけます。
中から出てきたのは、変わったいでたちをした個性的な女の人。
印象的な夢だったので、ノートに書き残していました。
その夢でみたスペイン風の家が、まさにこの家のイメージだったのです。
「変わったいでたちをした女の人」は心理の世界に身をおく私の姿を現しているのか、それともこの家に宿る魂を表しているのか・・・
心理の世界は非日常、現実の常識の外のことをも取り扱う何でもありの世界ですから、「変わったいでたち」に通じるものがあります。
この家に出会うこと、ここでカウンセリングをする私を、夢は何年も前に暗示していたのでしょうか。
その後もこの家や土地に関して、夢をいくつもみています。
自宅の一角でカウンセリングをすることに、迷うことも多々ありましたが、今では「ここでこそできることがある」と考えています。
この家の「場の力」を信頼しているのです。
ドウダンツツジとエゴノキ
秋の装いに・・・