スズメの子 飛び立つ

昨晩、家族が帰り道、スズメの幼鳥を保護しました。

横断歩道の真ん中でうずくまっていて、車にひかれるのは時間の問題という状況だったよう。

 

とりあえず我が家が一夜のお宿となり、元気になってもらいたい。

 

 

保護した野鳥の飼育方法を調べ、家族みんなで世話をしました。

アクエリアスを人肌程度に温め、ストローで口元へ。

おなかがすいていたのでしょう、クククッと何滴も飲んでくれました。

まだ飛ぶ力はなく、目もほとんど閉じたまま。

 

とにかく暖かくしてゆっくり休ませよう。

ダンボールに新聞を割いて入れ、止まり木、乾燥を防ぐ濡れティッシュ、ペットボトルで作った簡易ゆたんぽを入れました。

ダンボールの上は開けたままタオルで覆って、一夜のお宿の完成。

 

明け方5時、そろそろとタオルをめくってみると、まだ眠っている様子。

よかった!無事一晩過ごしてくれました。

 

7時になって再びタオルをめくると、昨晩と違う止まり木にとまっている。

アッと思った瞬間、箱から飛び立って、部屋の中を飛び回るという事態に・・・

 

やっとの思いで捕まえました。

アクエリアスを与え、庭で獲った青虫も与えてみましたが、こちらは食べず。

 

でもこの様子なら、外に放せそうです。

主人と娘が放しに行きました。

外に出ると、仲間を呼ぶかのように大きな声で啼き、それにこたえるように3羽くらいのスズメが近くに飛んできたそう。

そして子スズメも、大きく大きく羽ばたいて、飛んでいったということです。

「よかったなあ」と言いつつ帰って来た二人の顔はとても晴れやか。

 

たくましく生きてくれますように・・

野生の力を信じます!