奈良のパワースポットへ

仕事のお仲間たちに誘われて、奈良に日帰りで行ってきました。

一番のお目当てはパワースポットといわれている龍穴神社。

訪れるのは初めてです。

 

室生寺よりも古い歴史を持つ龍穴神社。

水の神「龍神」を祀り、奈良時代から平安時代にかけて朝廷からの勅使により、雨乞いの神事も営まれていたそうです。

山深くにひっそりとたたずむ、趣のあるお社でした。

 

そして次は「吉祥龍穴」へ。

神社の奥の山中にあることはわかっていたのですが、どこから入っていいのかわからない。

「今きっと、道が閉鎖されているのね」と、あきらめて帰ろうとしたとき、ふらりと現れた地元の方。

入り口を教えてもらうことができました。(もしかして神様のお使いかな?)

山道の道中、大きな岩か真っ二つに割れている「天の岩戸」もあり、パワースポット感があります。

 

小さな鳥居をくぐり、川のせせらぎの聞こえる階段を下りていくと、「龍穴」ありました!

川向こうの切り立った岩に、ぱっくりと吸い込まれそうな暗い大きな穴。

いかにも龍が潜んでいそうです。

川の上流は切り立った岩に、小さな滝となって水が流れ落ちています。

(龍穴は気軽に写真に撮ってはいけないような感じがしたので、写真は撮らず。余談ですが、写真は止めておこうとか、ここから先に入ってはいけないと感じる場所が時々ありますね)

 

川のこちら側に舞台のような小さなお堂があり、お酒と生卵がお供えしてあありました。

地元の方が、大切に祀られているのだなあと思い、心が温かくなります。

 

クリスタルボウル奏者の野田さん、おもむろに楽器を取り出し、奉納演奏を始めました。

クリスタルボウルの神秘の音色が、岩に、木々に、水に、空気に、地に吸い込まれて行きます。

他の仲間もしぜんと声を合わせてコラボ。

鳥が集まり、元気にさえずりはじめ、川のせせらぎも響きあいます。

ゴロゴロゴロ・・・雷のように空が鳴り始めました。

竜神さまがお出ましになったのかもしれません。

いにしえの光景と魂がよみがえるような時間でした。

 

お昼は室生寺のたもとで、山菜料理を頂きました。

子供の頃苦手だったワラビもとっても美味しい。

 

室生寺は3回目、20年ぶりくらいです。

シャクナゲが咲き始めていました。

自然の山野の中に、こじんまりとしたいくつものお堂と五重塔が点在、国宝のオンパレードなのに、宗教的威圧感もなく、ひたすら優しく迎えてくださるお寺です。

  

今回初めて奥の院まで、参拝しました。

確か800段の石段、もれなく50歳を超えた仲間たち、

「奥の院は今回が最後ね、ありがたや、ありがたや」と口々につぶやきながら、登り切ったのでした。

下りで膝が笑うことといったら・・

 

金堂の特別拝観券を買っていたので、平安時代、鎌倉時代のそれは素晴らしい仏像や十二神将像に出会うことができました。

彩色も当時のままだそうで、なんの手も加えられず、災害にも遭わず、ただ同じ場所に立ち続けて人々を見守るお姿。

変わりゆく時代の中で、すごいことです。

 

さて、平成もあと数日・・・

 

今日もくねくね

週始めに行く仕事の場所は、ビルの高層階にあります。

いつもは、エレベーターに乗るのは自分一人か、多くて2~3人程度。

ところが先日は、人が溢れかえっていて、エレベーターもすし詰め状態。(新年度の研修会場にでもなっていたのでしょうか

 

満員のエレベーターの中で、肩にキュッと力が入って、身体が緊張していることに気づきました。

生物の本能としての自然な反応ですね。

人間も、自然界の中で危険を察知して、身を守るという能力がプログラムされているのだと思います。

何かあった時、とっさに反応できるよう、身体が準備を始めている状態です。

 

でもいつもいつもこの緊張状態にさらされるとしたら・・

例えば、満員の通勤列車、時間に追われる仕事、対人ストレス、SNS上のさまざまなこと。

ほおっておいても、緊張状態はどんどんやってきます。

この緊張状態を野放しにしていると、いつか心身の不調をまねいても不思議ではありません。

 

子供の頃のこと。

庭の隅で、時間を忘れてアリの巣をせっせと掘り、次々と巣穴からわき出るアリを飽きもせず眺めていた時間。

あれは楽しかったなあ。

何が?と言われても困るけれど・・・

私にとっては、緊張のかけらもない時間として思いだされるのです。

今もあんなふうな、なんの意味もないがとってもリラックスしている時間があるといいのですが、なかなかね。

 

さすがに今はアリの巣をせっせと掘ることはしていない(笑)

でもせめて緊張状態に気づいたら、身体の緊張を解いて、リラックスさせてあげたい。

 

「あれっ、力が入ってる」と気づいたときには、肩を本来の位置にすとんと下げて、身体の力を抜く。

(緊張している時は大体、肩がきゅっと上がっている)

気づいたら肩をすとん。気づいたらすとん。

外にいるときは人目を気にしてここまで。

 

が、家では肩すとんでは物足らず、本能のままに、身体をくねくね。

肩をくねくね、首をくねくね、手も足も胴もくねくね。

巳年の私は、ほぼヘビになって、くねくねほぐしているのです。

 

 娘が小学生の頃の作  何を思って描いたのか・・~>゜)~~~