自分の手で何かを作ることが好きです。
この秋は、コーディロイのブラウスを2着作りました。
こんな簡単なブラウスとはいえ、自分の手で物を作り上げることには喜びがあります。
芸術家のクマさん(篠原勝之さん)のお母さんは、クマさんが上京する際に、
「寂しくなったら手作業をしなさい。動かしていると寂しくなくなるから」とおっしゃったそう。
以前伯母も似たようなことを話してくれました。
辛いとき、後から振り返ると、ひたすら縫物をして過ごしていた、それで乗り切ることができたのよって。
寂しい、辛いに限らず、なんとなく心がすっきりしないとか、なんか冴えない時ってありますよね。
私は手を動かすことが、とても自分を整えてくれるような気がします。
なぜなのでしょう。
私なりの考えなのですが、理由の一つに「気」が関わっているのではないか。
手のひらは体の中でも一番「気」が出ている場所と聞いたことがあります。
「気」=「生命エネルギー」と言い換えてもいいのかも知れません。
手を使うことによって、気(エネルギー)が活性化され、整えられたり、元気が出たりするのでは……
この仮説どうでしょうかね。
気功師さんとか専門家に会ったら、ぜひ聞いてみたいと思います!
ものを創る過程は、とても奥深いものだと感じます。
一つ一つの作業は、やがて全体へとつながり、その一連のプロセスにすうっと一筋の線が通っているようだと、「いいものができた」と思える。
その基本になっているのは、「手を動かす」こと。
どんな単純な手作業もバカにしてはいけない。
どんなこともこの世の真理に通じていると、最近思うのです。
さて、そろそろ夕食の準備に取り掛からなければ…
今から台所でせっせと手を動かしまするヽ(^o^)丿