思いもよらない

思いもよらないことが起って、思いもよらない影響を受けている。

日に日にその深刻さは増している。

今、多くの人がが共通して感じていることではないでしょうか。

 

新型コロナによる影響、誰一人として、蚊帳の外の人はいない。

私も仕事のこと、家族のこと、多くの影響を受けています。

仕事関係の会議などは延期やメール形式に変更、この春から大学生の娘は、対面授業の延期と寮の閉鎖により10日で家にとんぼ返り。

主人の母は1週間前外科手術を受けましたが、面会禁止で見舞うことはできず、同様に介護施設にいる実家の父にも会うことがかないません。

 

みんながそれぞれの事情を抱えて生活している。

先月あたりから何となく人々が焦っている感じや、寛容性がなくなっている傾向を感じます。

買い物に出れば、店員さんやお客さんのとげとげした物言い、せかすような態度にたびたび出合う。

一人一人の中に、不安や心配、焦り、無力感、様々なことが起きているのだと思います。

想いを馳せるくらいのことしかできない。

 

そんな中でも、ほっとするような笑顔の方、寛容さ、優しさを感じさせる方も多くいらっしゃる。

 

さてマスク不足、深刻です。

友人の「マスクがなくなった」とのつぶやきをきっかけに、マスク作ってみました。

少しずつでも作って、使ってくださる方にプレゼントしたいと思います。

材料を買いに走った手芸店にも、いつもと違う光景が…

店内はマスク材料を求める人であふれ、生地のカットコーナーは行列、ゴムを求める人の行列も店の外まで続いている。

店員さんがひっきりなしに「間をあけて並んでください」と声をかけ、「白のダブルガーゼ完売しました」の店内放送。

いつもは行列を見ただけであきらめる私ですが、今回は並びました。

リスキーな集団を作っている一人であることを、自覚しながら…

 

こんな人間界の右往左往とはうらはらに、外ではいつものように鳥がさえずり、サクラは咲いて散ってゆく。

どこまでも広がる青空をみあげ、新芽の香りを嗅ぎながら、思わず深呼吸しました。

自分のリズムは、変わらずここにある。