巣ごもり生活

もともと、出かけることは好きでです。

わざわざどうでもよい用事を作って、出かけることもあったほど。

出かけるために出かける、みたいな…

そんな私が、今回のステイホームではすっかり巣ごもり生活に……

おまけに家族もテレワークやら、リモート授業やらでほぼ家にいる。

 

始めのうちは、勤勉な家政婦のように、家族優先で家事をすすめる毎日。

それぞれの家族の予定に合わせてお昼を準備する、仕事や勉強の邪魔にならないよう掃除機をかけ、その他もろもろの家事をこなす。

そして自分の仕事はセーブする心境になっていた(外出自粛の影響もありましたが)

この生活の変化は、やはりストレスだったみたいです。

それまでは、昼間一人でソファでくつろぎ、好きな本を読み、録画番組をみる、好きな時にテキトーなお昼を食べる。

一人の気ままな時間に、思いのほか癒され、仕事することで力をもらっていたんですね。

 

このままではちょっと辛いかも…と思い始め、ちょっと切り替えました。

希望を素直に言ってみると、あっさり呑んでくれたりして、なーんだ、自分が難しく考えていただけじゃん、ということいくつもありました。

私にとって仕事をすることの大切さにも改めて気づけた。

陸に上がったカッパが、水の中に戻った心境。

 

家族が譲り合いながらも、それぞれが居心地よくいられる、好きなことができること、とても大切。

誰かの我慢の上に成り立っている生活は、家族全体にとって無理があるし、いつか歪みが出てくるもの。

こう考えてると、今の非常事態に限ったことではないですね。

家族みんなが寛容さを発揮して譲り合い、そして主張するところは遠慮せず、話し合いをいとわない。

家族内コミュ力が磨かれるといいなと思います。

 

コロナ禍のもたらしたものは、とてつもなく大きい。

刹那的な外での楽しみや、とりあえず流れていた毎日があたりまえではないことがわかり、みんな自分の内面に向き合わざるを得なくなった。

自分が何者であるか、何が大切なのか、今まで何に目を背けてきたのか…

五感を研ぎ澄まして、自分を、世界を見ていかなければ。

 

おうちランチ  生ハムのフォカッチャサンド

 

癒しの森へ

とてもとてもいいヒーリングアルバムに出会いました。

 癒しの森     作編曲 広橋真紀子さん

静かで何気ないBGMが欲しいとずっと思っていて、ステイホームの今、ネットで探してみました。

少し試聴して、ピンときたので即注文。

とっても良いのです。どの曲も。

神秘の森の奥深くいざなわれます。

体がまるごと優しい大気、光に包まれ、泉にひたひたと潤されるよう。

精霊たちのささやきが聞こえるよう。

海辺で育った海の子の私も、いつか還っていくのは 案外、深い森の神秘な泉のほとりかしらん…と思ったりした。

時々森の夢をみるのです。そこには泉もあって動物もいる。

人はどこかに自分の森を持っているのかも知れませんね。

 

童話にも森が舞台になっているものがたくさんあったなー。

今、手元にある童話集を開いてみたらあるある、いっぱいあるぞ。

白雪姫、ヘンゼルとグレーテル、赤ずきんちゃん、いばら姫、金のがちょう、ヨリンデとヨリンゲル、ラプンツェル…

不思議なことが起る場、現実を超えた世界とつながる場、子供が試練を経て大人になる場、森はそんな舞台として描かれているように思います。

神秘的で、怖さ、厳しさ、温かさ、優しさなど、あらゆる精神性を含み、スピリチュアリティの宝庫……

心理の世界でいう、イニシエーションとか、死と再生のテーマとも重なるのだろうと思います。

童話は大人が読んでも深いものですね。

 

CDと一緒に、広橋真紀子さん自筆のカードが入っていて、これも嬉しかった(ご本人の公式HPから注文した)

知らなかったのですが、5月末に発売されたばかりだったみたいで、なんてタイムリーな出会いだったのでしょう。

なんか嬉しい!