もともと、出かけることは好きでです。
わざわざどうでもよい用事を作って、出かけることもあったほど。
出かけるために出かける、みたいな…
そんな私が、今回のステイホームではすっかり巣ごもり生活に……
おまけに家族もテレワークやら、リモート授業やらでほぼ家にいる。
始めのうちは、勤勉な家政婦のように、家族優先で家事をすすめる毎日。
それぞれの家族の予定に合わせてお昼を準備する、仕事や勉強の邪魔にならないよう掃除機をかけ、その他もろもろの家事をこなす。
そして自分の仕事はセーブする心境になっていた(外出自粛の影響もありましたが)
この生活の変化は、やはりストレスだったみたいです。
それまでは、昼間一人でソファでくつろぎ、好きな本を読み、録画番組をみる、好きな時にテキトーなお昼を食べる。
一人の気ままな時間に、思いのほか癒され、仕事することで力をもらっていたんですね。
このままではちょっと辛いかも…と思い始め、ちょっと切り替えました。
希望を素直に言ってみると、あっさり呑んでくれたりして、なーんだ、自分が難しく考えていただけじゃん、ということいくつもありました。
私にとって仕事をすることの大切さにも改めて気づけた。
陸に上がったカッパが、水の中に戻った心境。
家族が譲り合いながらも、それぞれが居心地よくいられる、好きなことができること、とても大切。
誰かの我慢の上に成り立っている生活は、家族全体にとって無理があるし、いつか歪みが出てくるもの。
こう考えてると、今の非常事態に限ったことではないですね。
家族みんなが寛容さを発揮して譲り合い、そして主張するところは遠慮せず、話し合いをいとわない。
家族内コミュ力が磨かれるといいなと思います。
コロナ禍のもたらしたものは、とてつもなく大きい。
刹那的な外での楽しみや、とりあえず流れていた毎日があたりまえではないことがわかり、みんな自分の内面に向き合わざるを得なくなった。
自分が何者であるか、何が大切なのか、今まで何に目を背けてきたのか…
五感を研ぎ澄まして、自分を、世界を見ていかなければ。