生まれて初めてインフルエンザに罹り、一週間まるまる自宅にこもっていました。
もともと丈夫な体質とみえ、インフルエンザの予防接種を受けたこともなければ、
周りが次々とインフルエンザに罹っても、決して感染しないのが自慢でした。
ところが今年は家族から感染し、回復までに6日間も要してしまったのです。
発症の状況や経過からみてインフルエンザに間違いないと確信しましたが、病院には行きませんでした。
家族から再三病院に行くよう促されましたが、頑として聞き入れず自宅でひたすら回復を念じて過ごしました。
あまりの頑固さに周りもあきらめたのか、3日目くらいから何も言わなくなりました。
この頑固な行動の裏には、私の「信念」が深く関係しています。
そう、人の考えや行動に影響を与える、その人特有の数々の「信念」。
今回病院に行かないという行動を支配した私の「信念」とは例えば次のようなものです。
「人間の自然治癒力を信頼すべきである」「できれば薬は飲まない方がいい」
「私の家系は、随分たくましいのである」
別の信念を持った人からみれば、はっきり言ってなんの意味もないものでしょう。
さっさと病院のお世話になって、早く直したほうがどれだけいいことか・・。
今回これら自分の信念のおかげで私のインフルエンザは長引き、あまりに熱がだらだらと続くので
肺炎を併発したかと心配になったほどでした。
次回インフルエンザに罹った時はちゃんと病院に行こうと思います。
幼い頃から周りの大人の影響や、自分の経験の積み重ねによって、身につけていく「信念」、
生きる力にもなる大切なものですが、時としてマイナスに作用することもあります。
上手に付き合いたいですね。
「信念」は心理学的にもとても興味深いテーマです。
近いうちに「家族の信念」について紹介したいと思います。