仕事や学校など、新しい環境に身をおかれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この時期、では自己紹介をとか、では一言ずつ・・みたいな場面、多いですよね。
よく、「人前で話す時、とても緊張してしまうのですが、どうしたらよいでしょうか?」とか
「プレゼンでいつも緊張してしまうので、こわいです。」
などの悩みをお聞きします。
私自身も「緊張しないで話す」というのは長年の願いでした。
20代の頃、会社でのスピーチで呼吸が乱れるくらい緊張した経験もあります。
小さなトラウマとなるほどの嫌な経験でしたが、今では思い出してもなんということはありません。
きっと私の中で「緊張すること」に対してそれほど抵抗がなくなったのでしょう。
緊張すると、ドキドキする、汗をかく、血圧が上がる、全身の筋肉が硬直する、など体に変化が起こります。
これらのストレス反応は、実は必要あって起こっている「からだの知恵」。
今から行うことに対して身体が準備を始めたのです。
心拍や呼吸が速くなるのは必要なエネルギーをたくさん送るため。
手のひらに汗をかくのは、いざという時パッと物をつかむなど、素早い行動の準備。
ほどよい緊張は集中力を高めます。
よくスポーツ選手などがいい結果を残した時に、「いい緊張の中で戦えました」とコメントしたりするのは、
まさにこの原理だと思います。
なので私も、ドキドキが始まったな、と自覚したときには、
「おお よしよし、身体が準備を始めたな~。OK! OK!」
と自分の状態を受け入れることにしているのです。
ね、少しゆとりが生まれませんか?