ゲニウス・ロキ

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先日 旅先でお参りした、諏訪大社秋宮です。

はじめて、ご朱印を頂く体験もしました。

 

神社など聖域とされている土地に足を踏み入れるとき、「特別の気に包まれている感じ」を受けることが・・。

樹木が街中では見られない伸びやかさをもっていきいきと育ち、こんもりと森をつくっている。

カラスや小鳥が警戒心なく、そばに寄ってくる。

 

「ゲニウス・ロキ」とは最近知った言葉です。

ローマ神話に由来し、「土地自体が精神とか魂を持っている」という考え方だとか。

ゲニウスはラテン語で精神とか魂、精霊を意味し、ロキは場所。

 

日本でも、土地の持つ精神性を意識する伝統は古来からあるようです。

建築家の方の中にも「ゲニウス・ロキ」の考えのもと、「土地の精霊」とか「地霊」を意識して

建物を建てる方もいらっしゃると聞きます。

自然とか歴史とか、大いなるものに敬意を表し、人はその懐に抱かれて存在するというような謙虚さを感じて

素敵だなあと思います。

 

土地が持つ精神性に思いを馳せてそこに立ち、その力を享受できるとしたら・・・

ロマンを感じます。

 

2015年5月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : naomi-room