印象的な夢をみました。
夢の中の私は高校生です
しばらく休んでいた高校に電車で行こうとしている(実際には自転車通学だった)
ところが、間違って反対のホームに降りてしまい、あわてて正しいホームに移動する。
そして電車に乗って最寄りの駅に着いたものの、降り損ないそうになる。
発車間際に慌てて降り、清算をするが、とても感じの悪い駅員さん。
駅から歩いて高校に向かうが、道がよくわからない。
とにかく北に向かって歩く。
途中小さい川があり、橋もないので仕方なく靴を濡らしながら、水の中を歩いて渡る。
川にはなぜか小さな女の子がいる。
ふと気づくと、高校の制服を着てくるのを忘れている。
高校に置いてあるのだろうか・・と思いながらそのまま進む。
そのうち道が二手に分かれており、右の道を進むと民家に迷い込むが、その門を出ると突然見覚えのある高校が現れる。
職員室に行くと、担任の先生が代わっていることを知らされる。
仲のいい友人が二人来て、「一学期の間ずっと来なかったね」と言われ、その言葉にびっくりする。
そんなに私、休んでいたんだ・・・
そして新しい担任と会い、挨拶をする。
ここで目が覚めました。
面白い夢をみたなと思いました。
高校に行こうとしている私に、次々と障害が現れます。
ホームを間違える、降り損ないそうになる、駅員は感じが悪い、道がわからない、橋のない川、制服を着ていない、道が二手に分かれる、民家に迷い込むなどなど。
納得する夢です。
今思い返しても楽しくない高校生活でした。
希望して入った高校でしたが、入学後すぐにここは合わないと感じ、気持ちの上でなじめないまま3年間を過ごしました。
表面的にはよそ行き顔で笑い、休むこともなく、友人もいて勉強もちゃんとしたのですが、心はいつも憂鬱でした。
思春期特有のコンプレックスもありました。
抑えていた感情は、夢の中に現れたりするものです。
卒業後30年以上たってもまだ鮮明な夢となって現れる。
何食わぬ顔で過ごしていても、心は訴えていたのですね。
高校、嫌だ、嫌だ、行きたくないよ・・辛いよ・・
夢の中、川を渡るときに女の子がいます。
これはつらい経験を見守るもう一人の私かも知れません。
また感じの悪い駅員さんは、私の暗い感情の象徴でしょうか。
この夢、最後に突然高校を見つけ、新しい担任に挨拶をするところで終わります。
新しいことが始まるのを予感、いい兆しを感じます。
今の私にも力を与えてくれるよう。
夢は、無意識や意識との境界あたりにあって、一部の感情を引き受けてくれたり、何か示唆してくれたり、これから起こることを予知したり、人に備わっている叡智。
その効用は計り知れないと思っています。
混沌とした人の無意識の領域から、力がわき出る源泉とも思えます。
何年も夢日記をつけていますが、後になってハッとする予知夢もいっぱい。
面白くてやめられません。
さて今夜はどんな夢を・・・