夢に興味を持っています。
これは印象的な夢を記録するため、枕元に置いている手帳。
記録しなければ、すぐ忘れる夢ですが、書き留めていると不思議なことに気づきます。
現実に起こることを、前もって教えてくれているかのような夢のなんと多いことか。
また、私にとって夢は心の深層、無意識の状態を知る手がかりです。
夢の意味を自分で考えて納得したり、夢を見ることそのものが癒やしになっていることも
あるように思います。
私の母はよく自分のみた夢の話を持ち出して、子供に注意を促したり、夢と現実がシンクロする現象を
子供に語ったものでした。
「今日はこういう悪い夢をみたから気をつけてね」とか、
「あっ、今日みた夢とそっくりの事件が新聞に出ている、このことだったのね」とか。
そのせいか、夢は私にとって日常の一部、おろそかにできないものとなっていったのでしょうね。
20年も前のことですが、母と同じ夢をみたことがあります。
母が朝起きて報告した夢、「あなたがピアノのある丸い部屋に座ってニコニコと嬉しそうにしている夢をみた」
びっくりしました。
私もまた、自分がピアノのある丸い部屋にいる、なにかいい感じの夢をみたからです。
そして二人同時にみた夢の光景はすぐに現実のものとなりました。
その当時、雑貨を手作りしていた私は、自分の作品を置いてもらえる雰囲気の良いカフェを探していました。
夢をみた次の日、知人の紹介でたずねたあるカフェ。
そのカフェは海を見下ろす丘の上にあり、海側が曲線の作りになっている建物で、丸いといっていい部屋。
そしてその部屋にはピアノが置いてありました。
まさに母と私が夢でみた光景の中で、私はオーナーさんとお話をしたのです。
すぐに話はまとまり、作品はそのカフェで展示、販売してもらえることになったのです。
同時夢であり予知夢ともいえる夢でした。
夢の不思議現象はさておき、心理療法においてもフロイトの著書『夢判断』やユング派の「夢分析」など夢が
きわめて重要視されてきました。
夢は人の無意識の領域ですが、自らを助ける潜在能力の宝庫ではないかと思っています。
夢は大事!!