朝、みつけて嬉しくなりました。
塀の隙間から、外の世界に顔を出したイチゴ。
元の苗は塀の内側、2~3メートル離れた日陰です。
本能の赴くままに、つるを伸ばしに伸ばし、明るい太陽の下に出てきたのですね。
人も本来、これくらい自由なはず。
決められた場所で、この家のイチゴらしくお行儀よくしなくたっていい。
知らず知らず自分を抑え続けているうちに、本当の自分を見失ってしまいます。
ヒューマニスティック心理学のベースには、人間の本質への信頼があります。
「人間は自らの可能性を最大限に発揮させようとする創造的な存在」ととらえます。
どんな環境にあっても、生きようとする、自分らしさを表現しながら、成長を続ける。
イチゴであれ、人であれ、生命体の自然な姿だと思います。
それなのに・・・
生きていても仕方がない、生きていく気力がない、そんな思いを訴える方が増えているように思います。
なぜ・・・
今までの人生で受けてきた、大人や社会からの勝手な評価、価値観、傷つき。
その中で生きていくために、自ら作りあげた世界。
いつのまにか、本来の自分とずれた個性を演じてはいないでしょうか。
そろそろ、不要なものをきれいさっぱり空のかなたにほうりなげて、シンプルにいきましょう。
まだまだ人生は続きます。
イチゴの実、なったら嬉しいな。