イチゴ 塀の外へ

朝、みつけて嬉しくなりました。

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塀の隙間から、外の世界に顔を出したイチゴ。

元の苗は塀の内側、2~3メートル離れた日陰です。

本能の赴くままに、つるを伸ばしに伸ばし、明るい太陽の下に出てきたのですね。

 

人も本来、これくらい自由なはず。

決められた場所で、この家のイチゴらしくお行儀よくしなくたっていい。

知らず知らず自分を抑え続けているうちに、本当の自分を見失ってしまいます。

 

ヒューマニスティック心理学のベースには、人間の本質への信頼があります。

「人間は自らの可能性を最大限に発揮させようとする創造的な存在」ととらえます。

どんな環境にあっても、生きようとする、自分らしさを表現しながら、成長を続ける。

イチゴであれ、人であれ、生命体の自然な姿だと思います。

 

それなのに・・・

生きていても仕方がない、生きていく気力がない、そんな思いを訴える方が増えているように思います。

なぜ・・・

 

今までの人生で受けてきた、大人や社会からの勝手な評価、価値観、傷つき。

その中で生きていくために、自ら作りあげた世界。

いつのまにか、本来の自分とずれた個性を演じてはいないでしょうか。

 

そろそろ、不要なものをきれいさっぱり空のかなたにほうりなげて、シンプルにいきましょう。

まだまだ人生は続きます。

 

イチゴの実、なったら嬉しいな。

 

2016年11月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : naomi-room