脳はパターン化する

3月も半ばなのに、寒い日が続いています。

とはいえ日差しはしっかり春なので、何を着ようかと迷うところ・・・

冬用のコートはもっさりして気分が乗りません。

先日、白いトレンチタイプのスプリングコートを買いました。

軽くて、春らしくて、花粉対策にもなるし、気持ちがアップします。

 

長年、スプリングコートが苦手で、着ることはありませんでした。

20代の頃、トレンチタイプのスプリングコートを買ったものの、うまく着こなせないまま、その年限りで箪笥の肥やしに。

それ以来、スプリングコート=「苦手、似合わない」と脳がパターン化して認識してしまったのですね。

でも本当は、たまたまその時チョイスを間違っただけで、スプリングコート全般が似合わないわけではなかったはず。

 

洋服のことだけでも、いろいろタブーを作っていました。

ロングカーディガンは似合わない、ガウチョパンツなど、身長150センチの私には無理無理・・。

でも本当は着てみたい・・

そう、着たいものを着よう、最近はそう思い始めたのです。

ためしてみると、ロングカーディガンも、ガウチョも案外いけるではないですか。(人の意見はこの際無視)

 

人の脳は赤ちゃんの時から、周りの出来事を「認知、選択し、まとめる」ということを繰り返しています。

すべてを記憶するのでなく、独自に選択してパターンを作り出し、そのパターンにあてはめて処理しようとします。

パターン化は、過去の経験を今に役立てる素晴らしいシステム。

美味しいものを手に入れる、危険を回避するなど、生き延びるのにも不可欠な能力。

 

でもそのパターン化の中には、こう着した窮屈なものもあるかもしれません。

パターンは、今の自分に役立つよう、常にバージョンアップしていく方がいい。

人の脳はクリエイティブで、常に新しいパターンを作り出そうとしているのですから。

 

抵抗しているのは、私自身なんですよね・・・

 

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