「本当に出会った二人は別れることはない」
かつて学んだカウンセラーの専門学校の修了式、一人の先生が卒業生に贈られた言葉です。
昨日、娘は塾の先生との一つの別れを経験しました。
最後の授業を受けて家に帰ってきて、ぽつりと一言。
「いいヤツやったな・・」(彼女の言葉をそのまま引用)
先生と共に過ごす最後の時間ということもあり、いろいろと語り合ったようです。
自分の将来のことをしっかり考えること、目標を高く持つこと、先生からのエールは彼女の心に
しっかりと響いたのでしょう。
彼女の心の中に新しいものが芽生えようとしているのを感じました。
日常では会わなくなってしまうけれど、先生との交流で得たものは、引き続き彼女の一部として
育っていくことでしょう。
私はカウンセラーとしても人と出会うわけですが、それぞれのクライエントさんとの共有した時間は、
確実に私の一部を形成していっていると感じています。
その私がまた次のクライエントさんと出会い、そこで何かが起きる・・・。
人と人の出会いは神聖で、その魂のつながりは、会わなくなってもなお、その後のお互いの人生に力を
与えるものだと思います。
「本当に出会った二人は別れることはない」
なんて深い意味を秘めているのでしょう。