渦中にいるときの力に

広島、岡山、四国など大雨による各地の被害が甚大です。

私の実家は岡山県なので、多くの身内や知り合いが今回の被災地域に住んでいます。

 

どんな様子か心配で、兄、伯母、主人の実家など、電話をしてみました。

みんな息せき切ったように見聞きしたことを話してくれました。

それぞれ親戚や知り合いに甚大な被害を受けている方がいるのです。

それは自身の心にもいたたまれないような感覚を呼び起こし、誰かに話さずにはいられないのです。

また、自分の家は無事だったものの、この数日恐ろしいように降り続く雨の中、近くの用水路が氾濫するのではないか、裏山が崩れるのではないか、など本当に心配がつきない時間を過ごしてきたのです。

みんなひとしきり話をした後、「電話してくれて嬉しかった、本当に有難う」と言ったようなことを言ってくれました。

 

離れていて直接のお手伝いが何もできない時、「こんな取り込んでいるときに電話をしてもかえって邪魔になるのでは?」とか、「本人でないと、その本当の辛さはわからないのだから」と思ってしまいがちです。

私も今までは、少し落ち着いたころに連絡してみようという考えがありました。

でも、その渦中の体験を話して、少しでも心を解放することは、前に進んでいく上でとても力になるのでは・・と思います。

 

話がそれますが、つい2日ほど前、私も話を聴いてもらったことで、心が落ち着く体験がありました。

先日のこと、私はとても安易に、ある仕事を引き受けてしまったのでした。

仕事の内容、ボリュームをよく聞きもしないで。

いざ詳しい内容がわかってくるにつれ、強烈な後悔が始まったのです。

「うわ~これは大変、私には無理無理、時間だってとれないよ~」

たまたま集まった、数人の仕事仲間の中で、不安や後悔を訴えました。

みんな、私の軽率さを責めるでなく、

「大変だねえ・・・大丈夫?」「今からでも断ったっていいじゃない」

言葉だけでなく、表情や態度でめちゃめちゃ共感してくれたのです。

 

引き受けてしまった現実は変わらないけれど、私の心に、スウーっと風が吹いていきました。

そして次の日には、ざわついていた心がなんとなく治まって、「まあ、できる事から一つ一つやってみるかあ・・」という感じにまで落ち着いてきたのです。

不安を話し、みんなに聴いてもらったからこそです。

 

今回の災害も、気づかいするあまり今電話するのは迷惑、と決めつけないで、自分の心配な気持ちを届けていいんだと改めて感じました。

電話で話していられないくらい大変そうだったら、すぐ切ればいいことですもんね。

 

被災地の方々

心を分かち合いながら、なんとか。

 

 

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です