9月は、カウンセリングルームを始めた月です。
いつの間にか8年たちました。
よく続いたものです。
ありがたいことに、ここでのカウンセリングだけでなく、外への広がりも生まれています。
人の力のおかげです。
その時々で、引き揚げてくださる人がいました。
海のものとも山のものともわからない駆け出しの私に、ご自分にきた仕事を紹介してくださった方、さる団体に推薦してくださった方……
どなたも「気楽にやってくれればいいからね」とみじんもプレッシャーをあたえることはなかったです。
もともと受け身傾向の私は、なかなか自分で前に出ていくことができないほうです。
子供のころから、先生たちに「もっと積極的に…」とよく言われた。
そんな私も、ごくごくまれに能動的な行動をするのですが、自分でルームを始めたこともその一つ。
心理の専門学校を修了し、カウンセリングルームやってみようかなーと何となく思い立って、できることから動き出しました。
とりあえず、手作りのチラシと名刺を作ってみた。
このころは、日本カウンセラー学院のスタッフKさんに、とても助けられました。
私のやりたいことを現実と照らしながら整理し、具体的で的確なアドバイス、自分では気づかない可能性も示唆してくださった、これらは今でも私の中で指針となっています。
kさんはまた、会話の中にさりげなく魔法の言葉を忍ばせ、将来への仕掛けまでしてくださるところがありました。
人を育てるプロフェッショナルでしたね。
私自身、自分で始めたことながら、この小さなルームがどのように育っていくんだろうと、野に放って俯瞰してみているような感覚がありました。
8年たった今、少しづつ根を張り、野の自然と、通りすがりのハイカーさんたちに育ててもらっているなあ、と思います。
今日もここにいることをすべてとして、これからも続けていこうとしています。