Who are you?
とあるお団子屋さんの前で、いきなり聞かれました。
10歳くらいの女の子の二人連れ。(見かけは日本人だけれど、日系人か外国の子でしょうか??)
ん?どういうこと?
とっさにとまどう私、名前を聞かれてる?それとも職業とか?
試しに名前を言ってみた「My name is ……」
が、先方いまいちピンときていない反応。
それではと、こちらからも聞いてみた。「Who are you?」
連れの子の方が「I’m ラビット」
は? 自分を動物に例えろと?? 猫がいいかな、ヘビにしようかしらん……
考えているうちに、先の問いかけてきた子が言ってきた。
「It‘s メイ」
「あ~メイちゃんね。」
とりあえず会話が成立し、ちょっと安心したところで、二人は公園の方に走り去っていきました。
このお団子屋さんに来たのは2回目だったのですが、1回目もちょっと面白いことが……
向かいの公園から、突然走り寄ってきた、11~12歳くらいの男の子。
いきなり私の目の前30センチににょっきりと顔を出し「再来週の火曜日は祭日ですか?」だって。
「うーん、スケジュールノート、今持ってないよう」ってあたふたしていたら、一緒にいた娘がスマホでチェック。
再来週の火曜日が祭日とわかった。
「ほら、やっぱりそうだろ」と言いながら、2人の男の子は一瞬で走り去った(後から2人来て最終的に3人連れだった)
一瞬で、30センチの目の前に現れ、一瞬で去る。(これが現代の「陽キャ」といわれる子たちか……)
パーソナルスペースも、見知らぬ人と言う壁をも、ものともしない。
残されたのは逃げ遅れた(?)男の子が一人。
春の日差しのなか、彼と私と娘、3人で曖昧に微笑みあうという、シュールな光景となったのでした。
この2回の出来事が面白くて、しばらく一人楽しんでいました。
Who are you? 時々思い出して自分に呟いてみたり…
Who are you? Who are you? Who are you?
「お前はいったい何者か?」
はたと思いました。
これは齢50をとうに過ぎた私への、とても深い問いかけではないかと。
お前はいったいこの人生において何をするものぞ……
私は何者なのだろう。