最近思っていること。
諸々の経験が、自分にとってどうだったかなんて、簡単にわかるものではないし、こだわることもないのかなと……
人生の多くの時間は、非効率的だったり、すぐには結果に結びつかないことで占められている。
でもそれをひたすら積み重ねていくことが、生きるということなのではないかと……
今このブログを書いているけど、アクセス解析などしないので、果たしてどのくらい読んでくださる方がいるのか知らない。
書くことが何かに結びついたり、役にたっているかなんてわからない。
それでも何となく続けている。
昭和に子供時代を過ごした記憶をたどると、あの頃「ためになる」というキーワードがたびたび出てきたように思う。
読書はためになる、○○先生のお話はためになる、今これをやっておくと将来のためになる……
何かをすることによっていいものが得られるはず、という空気はどこかに刷り込まれているのかも知れない。
もちろん読書はためになったけど、ためになるから読んだのではなくて、読みたいから読んだだけで…
効率的に物事を進めたい気持ちはある。
このブログだって、サクッと書いて「ハイ 投稿完了!」ってやりたい。
でもそんな能力はないので、いつもそれなりに時間と手間をかけている。
何かをするからには結果を求めたくなる気持ちもある。
社会は「結果を出す」ということであふれかえっているし、一部の物事にとってはそれはとても大事なことなのだろうと思う。
けれど、人生はもっともっと深いところで流れている。
本当に大事なものには、コスパ、タイパなどあまり意味をなさないと思っている。
最短の道などない。
今まで生きてきて、経験的に学んできたことかも知れない。
確かなのは、生まれてからの小さなことから大きなことまで、あらゆる出来事の堆積の果てに今の自分がいること。
何はともあれ、この先もひたすら歩き続けるだけですね。