さなげやまに登る

久しぶりに山に登りました。

豊田市と瀬戸市にまたがる標高629m、猿投山(さなげやま)

その日は朝から雨、今日は山登り無理かな…と思いつつ向かう道中に雨は上がり、運良く駐車場の最後の1台分に車も停めれた。

これは登るしかない!!

ただ、半ばあきらめていたので、中途半端ないでたち。

登山靴は念のため車に積んできたものの、靴下は普段用、ジーンズにショルダーバッグの斜めがけというお散歩スタイル。

5年ぶりくらいに履く登山靴は、短い靴下のためか、向こう脛にあたって痛い、途中で我慢できなくなった時のためにスニーカーも持って登ることにした。

ところが小さいショルダーバックには入るはずもなく、予備の袋として使えそうなのは、バッグの底から出てきた名古屋市指定のごみ袋。

この際、恰好など言っておれない、迷わずゴミ袋にスニーカーと上着を入れて持つと、まるで山のゴミを回収して歩くいい人みたいな見かけになった。

ゴミ袋片手にザクザク登る。

普段動いていないので身体が重い。

1時間ほど登ってやっとペースがつかめてきました。

 途中の展望台からの眺め

 

 カナヘビものびのび…

清涼な風が渡っていきます。

密ではないので、他の登山者もマスクフリー。

それぞれのペースで、初夏の山を楽しんでいらっしゃいました。

 

ヒイヒイいっている我らの傍らを、「こんにちは~」とスタスタ、風のように追い越していく若者がいた。

日焼けした顔にかかる長髪を無造作に束ね、なんと足元はわらじ。

その彼に再び会ったのは、こちらがやっと東の宮という神社に着いたとき。

とっくに登頂を終え、下る途中だったようですが、今度はなんと裸足になっていました。

満面の笑みで、神社の階段を下りて来られる姿は、山の神ではないかと思ってしまうほど。

「いい笑顔だったねー、仙人みたい…」と連れの家族。

あんな佇まいでいられたらなあ……

 

それから30分、俗世まみれの我らも、足の不調を訴えつつ、ウグイスやホトトギスの鳴き声を大げさに愛でつつ、無事山頂にたどり着いたのでした。

山頂で食べたミカンと、ぱりんこはおいしかった。

 

霊山といわれる猿投山、パワーをいただけたかな。

こういうことが頭をよぎるあたり、やはり俗世まみれですな……

 

 カエル岩 目と口が描いてあった(;一_一)

 

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