時々、なかなか眠りにつけないことがあります。
次の日何か特別なことを控え、今日はよく寝ておかないと、という日に限って寝つけない。
本命の大学受験前日、資格試験の前日は、ほぼ一睡もしなかった。
図太いところも多い私ですが、眠りに関しては繊細な方です。
ちょっとした物音で目が覚めることもある。
気になっていることがあると、夜中に目が覚めたりする。
昔は、枕が変わると眠れないことも多かった。
合宿、修学旅行、眠れるか不安でちっとも楽しみではなかったです。
学生時代にユースホステルを泊まり歩くようになって鍛えられ、ほぼどこでも眠れるようになりましたが。
子どもの頃「ちっとも寝ない子やなあ」と伯母によく言われていたことを思い出しました。
夏休みに集まった祖母の家で、いとこたちは昼下がりお昼寝をする。
私も横になってはみるものの、眠りは訪れない。
いつも漫画本をおともにその時間をやり過ごしていました。
保育園のお昼寝もそうだった。
みんながあたりまえのように、寝息をたてるなか、眠れた記憶がない。
お昼寝の時間に起きているのを先生にみつかって、叱られたことがあります。
その日はたまたまもう一人寝ない子がいて、二人でちょっとだけ立ち歩いたのですね。
悪いことをしたと言う意識はなく、叱られているのがちょっと不思議だった。
納得できなかったのは、途中で私だけ開放されて、もう一人の子だけが残されてさらに叱られたこと。
多分、大人しい私をそそのかし、悪い行いを先導したのはその子に違いない、という先生の思い込みだったのでしょう。
私にしてみれば、いつも寝たふりをして過ごす嫌な時間が、その日だけは仲間がいて嬉しかったのだけれど。
話がそれてしまいましたが、5歳にして世の理不尽を経験した出来事でした。
(そもそも5歳児にお昼寝は必要だったのか……とも思います)
今は、たまに眠れなくたって苦にすることもないか…と思っています。
眠れなくても、試験は受かったし、めちゃめちゃ体調に影響があるわけではない。
次の日、ちょっとだるいくらい。
前の日に眠れなかった分、次の日はまちがいなく熟睡できるから、私にとっては一日で解決することです。
なので眠れない日も普通に布団にくるまって過ごすのみ。
深呼吸をして、力を抜き、身体の感覚をただ感じることに徹する。
そう、マインドフルネス状態ですね。
そうするといつの間にか、眠れていることが多い。
朝起きて、「あ、4時間も眠れてた」と嬉しくなる。
眠れない日が気になるのは、ほとんどの日が速攻眠れているからともいえます。
たまに眠れないのは日々のスパイス。
そのうち嫌でも眠り続ける日がやってきますしね……